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コウモリじゃのめ子

作詞 作曲 編曲: 芝田遼

歌: prismore

とても泣き虫な 背の低い子

膝を抱える 部屋の隅っこ

個性が試される ままごとごっこ

小さな私は いつも末っ子

 

泣いて家出した 大雨の日

迎えに来たのは 先生でした

二つ並んだ 蛇の目とコウモリ

泣きじゃくる私に 先生は笑いながら こう言いました

 

「君が笑えば個性だよ 

 辛い時も かなしい日も

 こんな大雨の日は 傘が必要だろ」

 

それから先生は 私の事を

「コウモリじゃのめ子」 そう呼びました

なんの意味なのか 解んないけど

初めてつけられた あだなでした

 

「コウモリじゃのめ子」 あだなはひろまり

私は学校の 笑い者

だけど不思議と 笑えるのは

いつの間にか クラスの輪の中にとけ込むこと出来たから

 

「私のあだなは個性的

 一度聞けば 覚えられるの

 そしてなぜか声にだせば

 ホッとするの 不思議でしょう?」

 

それから先生が 亡くなったのは

やっぱり大雨の 九月でした

みんな泣いてた いじめっこ

私は一人で 先生の言葉をなんども繰り返しました

 

君が笑えば個性だよ

 君の笑顔は個性だよ」

 

だから私は笑ったよ

おおきな声で 泣き声かきけして

涙の雨の中で ああ! やっと解ったよ!

このあだなの意味が 解ったよ

解ったよ

笑ったよ

prismoreのパフォーマンスで 「紙芝居で歌える歌」
というものがありまして。 石川さんが紙芝居をめくりながら歌うというものですね
いままでは 「ピッグ ミーツ ポーク」 という名前通りの豚の歌の紙芝居だったのですが、

新作を作ろうという話になり 新しく書いた物語調の歌です。
紙芝居は結局完成してないのですが・・・
石川さんが素敵なダンスの振り付けをつけてくれました。

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